「40代からSNS運用代行のフリーランスなんて遅いでしょ…」そう思っているなら、大きな誤解です。
実は今、SNS運用代行の分野では年齢だけでなく経験やセンスが重視され、40代の方が未経験でも重宝されるケースが増えているんです。
「でも具体的にどうやって始めればいいの?」
「最初の案件をどう獲得すればいいの?」
このような疑問を抱えている方も多いでしょう。
結論から言うと、SNS運用代行は適切な順序と戦略で取り組めば、副業からスタートして着実にフリーランスとして独立できるビジネスです。
この記事では、SNS運用代行のフリーランスとして成功するための5つの具体的ステップをご紹介します。
ポートフォリオの作り方、初めての案件獲得法、安定収入を得るための秘訣まで、40代から新たなキャリアを築くための実践的なロードマップをお届けします。
SNS運用代行とは?初心者でもわかる基礎知識
SNS運用代行とは、企業や個人事業主に代わってSNSアカウントの管理・運用を行うサービスです。
具体的には、投稿内容の企画・制作、投稿スケジュール管理、フォロワーとのコミュニケーション、分析・改善提案などを行います。
SNS運用代行の定義と主な業務内容
SNS運用代行の主な業務内容は以下のとおりです:
- コンテンツ企画・制作:投稿内容の企画立案、画像・動画・テキスト作成
- 投稿管理:投稿スケジュール作成、定期的な投稿実施
- コミュニティ管理:コメント・DM対応、フォロワーとのコミュニケーション
- データ分析:投稿パフォーマンスの分析、改善提案
- 広告運用:SNS広告の企画・運用・効果測定(オプションサービスとして)
多くの企業がSNSマーケティングの重要性を認識していますが、専任担当者を置く余裕がない、あるいは専門知識が不足しているケースが多いため、外部の専門家に依頼するニーズが高まっています。
SNS運用代行に求められるスキルと適性
SNS運用代行に必要なスキルは以下の通りです:
- SNSの基本操作スキル:各SNSプラットフォームの特性理解と操作技術
- コンテンツ制作スキル:魅力的な文章・画像・動画の作成能力
- マーケティング知識:ターゲット分析、KPI設定、効果測定の基礎知識
- コミュニケーション能力:クライアントや顧客とのやり取り
- 分析力:データを見て改善策を考える能力
とくに注目すべきは、これらのスキルの多くは40代の方がすでに仕事の中で培っている可能性が高いことです。
例えば、広報担当の経験があれば文章力があり、営業経験があればコミュニケーション能力に長けているでしょう。
SNS運用代行市場の現状と将来性
日本のSNS運用代行市場は、ここ数年で急速に拡大しています。
コロナ禍以降、さらにデジタルマーケティングの重要性が高まり、SNS運用を外部委託する企業が増加しました。
市場調査によると、2018年時点で日本企業の36.7%がSNSをビジネスに活用しており、2020年のコロナ禍以降さらに加速しています。
中小企業やローカルビジネスでは、コスト効率の高いマーケティング手段としてSNSの活用ニーズが高まっている一方、社内でもきちんと対応できる人がいないのが現状です。
フリーランスにとってうれしいのは、SNS運用代行の需要が今後も安定して成長すると予測されていること。
さらに、TikTokやInstagramなどの視覚的なプラットフォームの人気が高まっていて、それぞれのSNSの特性を理解した専門家への需要も増加傾向にあります。
SNS運用代行フリーランスの5つのメリット
SNS運用代行のフリーランスには、多くのメリットがあります。
未経験者や40代からキャリアチェンジを考えている方にとっても、以下の5つのメリットを考えると、魅力的な選択肢といえるでしょう。
未経験からでも始められる低い参入障壁
SNS運用代行は、特別な資格や膨大な初期投資が不要です。
スマートフォンとパソコンがあれば始められるため、参入障壁が低いのが魅力。
自分自身のSNSアカウント運用経験があれば、足がかりにできます。
今では、SNS運用代行について学ぶ方法も充実してきているため、自分のペースで独学でも、スクールに入って最短スピードでスキルを身につける選択肢があります。
在宅・リモートで働ける自由度の高さ
SNS運用代行の仕事はほとんどがオンラインで完結するため、場所を選ばず働けます。
以下のようなライフスタイルを求める40代の方にとって大きなメリットです:
- 通勤時間がなくなり、家族との時間を増やせる
- 地方在住でも都市部の案件を受注できる
- 体調や家庭の事情に合わせて柔軟に働ける
働く時間も自分で調整できるため、プライベートとの両立がしやすいのも大きな魅力です。
副業から始めて徐々にステップアップが可能
SNS運用代行は、最初から専業フリーランスとして始める必要はありません。
現在の仕事を続けながら副業として始め、実績と自信がついてから徐々に本業に移行するのも可能。
「段階的なキャリア移行」がリスクを抑えながら新しい道を模索できる点は、大きなメリットでしょう。
長期契約が多く安定収入を得やすい
SNS運用は一度きりではなく継続的なサービスのため、クライアントと長期的な関係を築きやすいのが特徴。
最初の成果を出せれば、月額固定の継続契約に結びつけやすく、安定した収入源となります。
また、複数のクライアントを持つことで収入の分散ができ、会社員時代のような「一つの会社に依存するリスク」を減らせます。
マーケティングスキルが身につき将来の選択肢が広がる
SNS運用代行の仕事を通じて身につくスキルは、デジタルマーケティング全般に応用できます。
将来的に以下のようなキャリアにも発展させられるでしょう:
- SNSコンサルタント
- Webマーケティングコンサルタント
- コンテンツマーケター
- デジタル広告スペシャリスト
市場価値の高いスキルを身につけていくと、50代、60代になっても活躍できる専門性を獲得できます。
SNS運用代行フリーランスの収入相場
実際に、SNS運用代行でどのくらい稼げるのか気になる人もいるでしょう。
料金相場はプラットフォームによって多少異なりますが、経験・スキル別の月収の目安は以下の通りです。
(あくまでも目安です。)
- 初心者(経験0〜6ヵ月):5万円〜 主にクラウドソーシングなどの低単価案件から始めることが多い
- 中級者(経験6ヵ月〜1年):10万円〜20万円 固定クライアントを2〜3社持ち、安定した収入を得始める段階
- 経験者(経験1年以上):20万円〜 複数のクライアントを持ち、付加価値の高いサービス提供ができる段階
注目すべきは、未経験からスタートしても1年程度で月収30万円程度が射程範囲にあることです。
私自身も、本格的にSNS運用代行を学び、スタートしてちょうど1年で月収30万円を超えました。
40代の方が今までのビジネス経験やコミュニケーション能力を活かせば、さらに早い収入アップが期待できます。
副業と専業の収入差
副業と専業では、投入できる時間と集中度が異なるため、収入面でも差が出ます:
- 副業の場合:月5〜15万円程度 週末や平日夜の時間を使って1〜2社の運用を担当するケースが多い
- 専業の場合:月30万円〜100万円以上 時間的余裕があるため、より多くのクライアントを持ち、高単価のサービスも提供できる
副業から始めて、徐々に専業に移行し、リスクを抑えながら収入を増やしていく戦略が40代の方にはおすすめです。
未経験からSNS運用代行フリーランスを始める5ステップ
未経験からSNS運用代行のフリーランスとして成功するためには、計画的なステップを踏むことが重要です。
キャリアチェンジを検討しているなら、スムーズに移行するためにも事前に準備をしておきましょう。
ステップ1:必要なスキルと知識を身につける
「独学とスクールで学ぶの、どちらが良いですか?」とよく聞かれます。
私個人としては、断然スクールや有料の講座で学ぶのをおすすめしています。
独学だと学習コストを抑えられますが、体系的に学ぶには自己管理能力と計画的な学習計画が必要です。
したがってスクールや専門の講座を活用した方が、より確実にスキルを身につくし、学びの時短や人脈などお金以外にも得られるものがあります。
私が大事だと思う、スクール選びのポイントを4つご紹介します:
- 実践的な課題やワークショップがあるか
- 講師の実績やバックグラウンド
- 就職・案件獲得のサポートがあるか
- 卒業生の実績や口コミ
私はリモラボでSNSの運用代行のノウハウを学び、現在は引き続きWebマーケティングを学習中。
他にも、
- SHElikes
- スキルスキップ
- SAKIYOMI
など、それぞれのスクールごとに特徴あるサービスを展開しています。
ステップ2:自分のアカウントを作成して運用する
まず自分自身のSNSアカウントを作って運用してみましょう。
自分のアカウントが成長すると「自分の運用力」を証明できるので、他の人との差別化にもつながります。
さらにアカウントを育てて内容が充実してくると、見込みのお客様から問い合わせをいただけるようになるので、案件をこなすフェーズにいても自分のアカウントを運用しておくのはおすすめです。
ステップ3:小さな案件をこなして、実績を作る
クラウドソーシングサイト(後述)に登録し、最初は低単価の案件を中心に多数こなしています。
未経験からのスタートとなるため、最初は「お金よりも実績」を重視し、自身のアカウントのプロフィールやポートフォリオを充実させることに注力。
ちなみにポートフォリオは実績をまとめた「営業ツール」のことです。
自分のキャリアやSNSに関する専門知識・経験、実績をまとめておき、案件に応募する際に一緒に添付します。
作り込む必要はなく、Googleサイト、noteなどの無料ツールにまとめておき、URLを共有すれば良いでしょう。
ちなみに、とあるクライアントは「ポートフォリオがない=実績がない」とみなして、応募書類すら見ない人もいたので、ポートフォリオを普段から充実させておくことは大切です。
実績を積み重ねると、クライアントからの信頼や評価が蓄積され、より単価の高い案件にも挑戦しやすくなってきます。
ステップ4:営業ツールと契約書を準備する
実績も積むと同時に、自身のアカウントが育ってくると、問い合わせが入るようになります。
問い合わせいただいた方に「無料相談」を行い、仕事につなげていくためにも営業ツールとして、提案書や契約書のひな形を作成は必須です。
提案書作成のポイント:
- クライアントの課題や目標の明確な理解を示す
- 具体的な運用プランと期待できる効果
- サービス内容と料金の明確な提示
- 実績や事例(可能であれば)
- 次のステップの提案
今までの「ビジネス経験」も含めて、クライアントの業界・業種に合わせた提案ができる点をアピールしましょう。
契約書に含めるべき要素:
- 業務内容と範囲の明確な定義
- 納品物と納期
- 料金・支払い条件・支払い方法
- 秘密保持条項
- 著作権・知的財産権の取り扱い
- 契約期間と更新・解約条件
- トラブル発生時の対応
契約書のテンプレートは、クラウドソーシングサイトの雛形や、生成AIに出力してもらうと良いでしょう。
契約書はトラブル防止の重要なツールなので、不安な場合は初期投資として、弁護士に相談も検討してください。
長期的な関係を築くクライアントとは、明確な契約関係を構築しておきましょう。
ステップ5:副業から始めて徐々に案件を増やす
副業としてスタートした後は、本業と無理なく両立させる工夫が重要です。
このフェーズで大切なのは、徹底的な時間管理と専業フリーランスへの移行を見据えて行動することです。
本業と両立させるためのタイムマネジメント
副業としてSNS運用代行を始める場合、時間管理は必須です。
途中で挫折しないように、時間の有効的に活用する5つのコツをお伝えします。
- バッチ処理の活用:同じ種類の作業(投稿作成、画像編集など)をまとめて行う
- スケジュール投稿の活用:週末にまとめて投稿予約
- 朝活・夜活の習慣化:平日は朝1時間、夜2時間など固定時間の確保
- タスク管理ツールの活用:Notionなどでタスク管理を効率化
- 優先順位の明確化:緊急性と重要性のマトリクスでタスクを整理
本業に支障をきたさないよう、無理のないペースで始めます。
とくに最初の数ヵ月は「学習期間」と位置づけ、1〜2社の少数クライアントから始めましょう。
専業フリーランスへの移行タイミング
副業から専業フリーランスへの移行は、例えば以下の条件が整ったタイミングがおすすめです。
- 安定した収入の確保:副業収入が本業の70%以上に達した状態
- 複数の安定クライアントの獲得:3社以上の継続契約クライアントがある
- 半年分以上の生活費の貯金:不測の事態に備えた資金的余裕
- 営業パイプラインの構築:新規クライアント獲得の仕組みができている
- 必要なスキルと実績の蓄積:自信を持ってサービス提供できる状態
金銭的リスクを最小限に抑えることが重要です。
移行時期は個人の状況によって異なりますが、「不安がある」と感じる場合は副業期間の延長も検討しましょう。
SNS運用代行フリーランスの案件獲得方法4選
SNS運用代行の仕事を獲得するには、いくつかの方法があります。
この章では、未経験者や副業からスタートする方におすすめする案件獲得の方法を紹介します。
1.知人・友人からの紹介で最初の案件を獲得する方法
身近な人脈から案件を獲得するのは、営業をする必要もほとんどないので、最初のステップとしてハードルも低い方法です。
意外とSNSを運用できる人を探している人はいるので、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
明確な告知
- 個人のSNSでSNS運用代行を始めるとを宣言
- 友人・知人に個別メッセージで新しい挑戦を伝える
- 家族や親戚にも積極的に伝え、口コミの輪を広げる
対象を絞ったアプローチ
- 小規模ビジネスを営む知人へのピンポイントな提案
- 前職の同僚や取引先など業界つながりの活用
- 地域コミュニティ(PTA、町内会など)でのつながりの活用
具体的な提案内容
- 「SNS運用で〇〇ができます」といった具体例の提示
- 知人の商品・サービスに合わせたSNS活用プランの提案
- 「最初の1ヵ月はお試し価格で」など始めやすい提案
とくに同世代の経営者や事業部責任者などの決裁権を持つ人とのつながりがある場合は、積極的に活用すべきです。
結果が出れば、有料案件につなげられる可能性は大きいので「無料だから」「低単価だから」と手を抜くことなく「実績作り」として真摯に取り組みましょう。
2.クラウドソーシングサイトを活用した案件獲得法
初心者向けおすすめクラウドソーシングサイト3選
- ランサーズ
- 特徴:SNS運用に関する案件が豊富、初心者向け案件も多い
- メリット:評価システムがあり、実績を積みやすい
- 注意点:最初は低単価案件から始める場合が多い
- クラウドワークス
- 特徴:日本最大級のクラウドソーシングサイト、案件数が多い
- メリット:タスク形式の簡単な仕事から始められる
- 注意点:競争が激しく、提案が通りにくいことも
- ココナラ
- 特徴:スキル販売型のマーケットプレイス
- メリット:自分でサービス内容と料金を設定できる
- 注意点:販売実績がないと目立ちにくい
上記のサイトは実績ゼロからでも始められる点が大きなメリットです。
最初は低単価案件からスタートしても、評価と実績を積めば単価も上がりやすくなります。
3.SNSを活用した集客と案件獲得テクニック
自分のSNSアカウントは、できるだけ更新頻度を上げてフォロワーさんとも交流してアクティブな状態にしておきましょう。
そうしておくと、クライアントの目にも留まりやすくなります。
自分自身のアカウントを営業ツールにするために、運用では以下を意識しましょう:
- プロフィールには最新の情報を
- 「X運用代行」「Instagram運用サポート」などの明確な肩書き
- 提供するサービスの簡潔な説明
- ポートフォリオサイトやnoteへのリンク
- 問い合わせ方法(DMやメール)の明記
- 専門性を示すコンテンツ発信
- SNS運用のコツやTipsの定期的な投稿
- 成功事例やケーススタディの紹介
- SNSの最新アップデート情報や活用法の解説
- ハウツー記事や実践的なアドバイス
- 実績の可視化
- 運用実績のビフォーアフター比較
- クライアントからの感謝の声の共有(許可を得たうえで)
- 具体的な数値結果(フォロワー増加率、エンゲージメント率向上など)
毎日発信すると、自分の考えや人となりを知ってもらえるので、自分と波長の合うクライアントに出会える確率も高まります。
4.フリーランスエージェント・マッチングサイトの活用法
営業活動が苦手な方や、より高単価案件を獲得したい場合は、フリーランスエージェントの利用がおすすめです。
エージェントは、基本的に一定の実績やスキルが求められますが、自分の市場価値や市場が求めるレベルを知るのに挑戦する価値はあるでしょう。
エージェントは「営業の代行」と考え、自分の市場価値を高めるパートナーとして活用します。
マッチングのプロであるエージェントの力を借りることで、自分の強みを活かせる案件に出会える可能性も高まります。
SNS運用代行での成功・失敗しないためのポイント
SNS運用代行のフリーランスとして活動し続けるために、実際の成功事例から学び、同時によくある失敗パターンを理解しておくことが重要です。
まず成功事例として、私が月収30万円に到達するまでを時系列に沿って紹介します。
40歳未経験から、月収30万円を達成するまでのプロセス
1〜3ヵ月目:
- スクールで基礎を学ぶ(投資50万円)
- 自分のInstagramアカウントの運用に注力
- 知人のInstagramとクラウドソーシングで単発案件を2件獲得(月収5千円)
- Instagramを学ぶコミュニティで1継続の案件獲得(月収2万円)
4〜6ヵ月目:
- 同じスクールで生成AIについてプロから学ぶ(投資20万円)
- 上記の2万円の案件で、作業代行者からディレクターへ昇進(月収3.5万円)
- スクールでSEOライティングの案件を獲得(月収10万円)
7〜11ヵ月目:
- ディレクター継続(月収3.5万円)
- SEOライティングの案件で構成案の作成者へ昇進(月収10万円)
12ヵ月目:
- 生成AIのコミュニティで案件に応募し、CEOのX運用代行のディレクターとして採用(月収30万円)
私の場合、SNSもInstagramやXと変化し、途中はSNS運用代行にこだわらずに、ライティングの案件も受注。
途中で自身のInstagram運用はストップしてしまいましたが、スクールでの公募案件で仕事を獲得してきました。
SNS運用代行フリーランスでよくある失敗パターン
よくある失敗1:価格設定の失敗
- 過度な低価格設定:実績を作るために極端に安い価格設定をし、結果的に膨大な作業量に対して見合わない報酬となる
- 価格と提供価値のミスマッチ:クライアントの期待値と提供できるサービスのギャップが生じる
- 値上げタイミングの逃失:長期契約後に値上げのタイミングを逃し、低単価案件に縛られる
対策:
- 段階的な価格設定:初期は若干低めでも、3ヵ月・6ヵ月など期間を区切った価格設定
- 価値の可視化:SNS運用による具体的な成果(フォロワー増、エンゲージメント率、問い合わせ数など)を数値で示し、交渉する。
- 契約更新時の料金改定条項:初めから契約書に「○ヵ月後の料金改定の可能性」を明記
Instagramの運用代行は、最初の案件だったため、クライアント側の提示する内容にしたがって仕事を引き受けてしまいました。
そのため、ディレクターになって半年以上経っても報酬に関して言い出しづらかったです。
最初の段階で契約内容をしっかりと名文化しておく重要性を強く実感しました。
よくある失敗2:案件管理とタスク管理ができない
- 案件の抱えすぎ:収入を増やそうと多くの案件を受注し、品質低下やスケジュール管理が難しくなる
- 期限管理の甘さ:投稿スケジュールの遅延、レポート提出の遅れなどで信頼を失う
- サービス範囲の不明確さ:「ここまでは対応します/しません」の境界が曖昧で、際限なく作業が増える
対策:
- 案件管理ツールの活用:Notion、Asanaなどのツールで案件とタスクを可視化
- サービス範囲の明文化:契約書・提案書で明確に対応範囲を定義しておく
- バッファを持ったスケジュール設定:予期せぬ事態に備え、余裕を持った計画を立てる
複数クライアントを増やしていきたいなら、タスク管理の仕組み化が大切です。
「段取り力」や「優先順位付け」のスキルがある人は、仕事で活躍しながらも自分の時間も上手に取っている人が多いように感じています。
よくある失敗3:クライアントとのコミュニケーション不足
- 期待値のすり合わせ不足:クライアントが期待する成果と実際に提供できる成果のギャップ
- 報告・連絡の遅れ:進捗状況や結果報告が不十分で信頼関係が崩れる
- 提案不足:単に指示された業務をこなすだけで、積極的な改善提案がない
対策:
- 定期的な報告体制の構築:週次/月次の定例レポートの実施
- 成果指標の事前合意:KPI(重要業績評価指標)を明確に設定し、共有
- 改善提案の習慣化:データ分析に基づく具体的な改善提案を定期的に行う
クライアントとの良好な関係維持は長期契約につながります。
私はできる限り先回りし、マネージャーやライターさんに対して、自分から積極的に声をかけるように努めています。
「〇〇ってどうなってる?」と聞かれてしまう状況は、自分のフォローやコミュニケーションが不足しているサインだととらえるようにしています。
まとめ
SNS運用代行フリーランスは、40代からでも十分に始められるキャリアパスです。
今までのビジネス経験やコミュニケーション能力を活かし、若い人とは異なる視点で仕事をすることで差別化もできます。
主なポイントのまとめ:
- SNS運用代行市場は拡大中:多くの企業がSNSマーケティングに力を入れており、専門家への需要は高まっています。
-
- 必要なスキルと知識を身につける
- 自分のアカウントを作成して運用する
- 小さな案件をこなして実績を作る
- 営業ツールと契約書を準備する
- 副業から始めて徐々に案件を増やす5つのステップで始められる:
- 複数の案件獲得方法がある:知人紹介、クラウドソーシング、SNS発信、エージェント活用など、さまざまなルートで案件獲得が可能です。
SNS運用代行フリーランスとしての成功は、一朝一夕では得られません。
しかし、計画的なステップを踏めば、40代からでも安定した収入と自由なライフスタイルを両立するできます。
まずは自分のペースで副業から始め、徐々にスキルと実績を積み上げて、新たなキャリアを築いていきましょう。