ノマド生活

タイのチェンマイで見つけた新しい働き方:1週間のデジタルノマド体験

あきよです。

私のブログメディアにお越しくださり、ありがとうございます!

旅するように働きたい!

そんな想いから、40代から始めるリモートワークで月収30万円を得る方法や、ウェブマーケティングの学びを発信中です。

私は現在、海外でノマドワークをする生活にシフトしようと挑戦している途中。

いつもはノウハウ系の発信が中心ですが、今日は「海外ノマド」について、私自身の体験をシェアしたいと思います。

「海外ノマド」とは、パソコン1台で場所にとらわれず、海外を旅しながら働くライフスタイルや、そのような生活を送っている人を指します。

ちょっと壮大な話にも聞こえそうですが、私の場合は小さな一歩からスタートしました。

1. 私の小さな冒険のスタート

私はノマドワーカーやそれに憧れる人のコミュニティに入っており、2025年1月〜2月にたまたま何人かのメンバーがタイのチェンマイに滞在するという偶然が重なりました。

最初この話を聞いたとき、
「行きたいけどムリだな」
と思いました。

理由は場所の自由は手に入れつつも、稼働時間はまだ固定されている私の現状では、チェンマイに行っても何もできないと思ったから。

しかし、「先に私の夢を実現しているメンバーに会えたら、何か変わるかも」という淡い期待も抑えきれず、思い切ってお試しの1週間滞在からスタートを決意しました。

果たして、この挑戦はどうなったのか?新たな扉を開く鍵になったのか?

2. タイのチェンマイでの1日のルーティン

2月12日の夜に、チェンマイに到着し翌日の朝から仕事をスタートしました。

そんな私の1日の流れは、こんな感じでした。

朝:朝日とともに始まる新しい1日

日本とは2時間の時差のある、チェンマイ。

朝6時に目覚めて、軽くシャワーを浴び、モーニングティーを持って、宿泊しているアパートメントの屋上へ。

屋上から、目の前にある大きなまん丸な太陽を見ているとき、朝のチェンマイは、喧騒と静けさが絶妙に混じり合っていました。

そしてこちらの7時は日本の9時。
仕事開始です。

長期滞在者向けのアパートメントのWiFiは驚くほど安定していて、大容量で購入したタイ滞在用のSIMは不要なレベル。

タイの朝はまだ始まったばかりだけど、私はバリバリの仕事モードで、日本のクライアントからのメールチェックと返信を済ませます。

一方で窓の外では地元の人々の日常が流れていて、いつもと違う雰囲気がちょっと不思議な感じでした。

昼:ローカルフードで急いで活力チャージ

11時頃になるとさすがにお腹が減るので、いつもアパートから徒歩30秒の屋台へ。

片言の英語がわかる、ノースリーブでミニスカートのおばちゃんは、私が来るとカオソーイという地元の名物麺料理を作り始めてくれます。

理由は私があまりタイフードに詳しくないので、ネットで調べて最初に出てきた名前を伝えてから、ずっと「カオソーイ」。

辛さと甘さのバランスが絶妙で、エネルギーチャージにぴったり。

しかし食事中もスマホ片手に、クライアントとメッセージをやりとりしているので、休んでいる暇なし。

午後:コワーキングスペースで集中

せっかくタイに来たのだから、部屋だけで仕事をしているのは勿体無い。

午後はカフェで仕事をした日もありました。
実はチェンマイって、Wifiのあるカフェやコワーキングスペースが充実しているので、世界からノマドワーカーが集まることから「ノマドの聖地」なんて呼ばれています。

至る所に西洋の人たちがいるので、たまに「ここはタイか?」という錯覚を覚えるくらい。

とある日は「Alt Chiang mai」という、コミュニティのメンバーが使っているコワーキングスペースへ。

4時間300バーツ(約1,200円)で利用でき、日本の設備レベルで充実していることに驚きました。
ここで集中して4時間、夕方5時(日本時間の夜7時)まで仕事に没頭です。

驚いたのは「海外ノマド」っていろんな働き方をしている人がいることでした。

クライアントワークや自営業の人が多いと思いきや、正社員だけどフルリモートで仕事できるから、チェンマイに来たという人も少なくないのです。

ヨーロッパ時間やアメリカ時間に合わせて、夜中に働いて日中は寝たり観光したりと、それぞれのライフスタイルを送っていました。

あと失敗だったのが、スタバ。
ものすごく空いていたので「ラッキー」と思ってオーダーしたら、カフェラテLサイズが250バーツ超え(約1,000円)

日本より高い…

それとBGMがうるさすぎて、クライアントとのミーティングで「あきよさん、聞いている間は音声切ってください」と言われる始末。

もうタイのスタバには行かない。
ローカルのカフェに行きます。

夜:異文化の息吹に触れる時間

夕方6時以降はナイトマーケットへ。

チェンマイは夕方になると、たくさんの屋台が軒を連ねます。

観光客向けの場所と思いきや、意外と地元の人たちも利用している印象。
ここでは鶏肉入りの米麺と、アボカドのスムージーをオーダー。

これらだけでも400円もいかないので、ちょっと嬉しい。

金曜の夜は、新名所らしい”メーカー運河”を目の前にして、コーヒーを飲みながら、人の往来を見るのも楽しい時間でした。

夜の女性の一人歩きも危険ではないチェンマイですが、21時にはアパートに帰宅です。

3. 現実的な課題と乗り越え方

トラブルって、海外滞在していると日常茶飯事。

飛行機おくれる、デリバリー頼んだら違う料理が来る、道に迷って全然違う寺に着く…。

でもその度に、「なんとかする力」が、ちゃっかり鍛えられていきます。
そこで、日本では気付けない、けどタイで直面した課題4選をご紹介しましょう。

時差問題:日頃のタイムマネジメントが鍵

タイと日本の時差は2時間。

小さな差ですが、朝の7時スタートは最終日が迫るほど、ちょっとしんどかったです。
とくにメンバーと夜会った日の翌日、仕事を開始したときは、さすがにしんどすぎてベットに横になって仕事してました。

Wi-Fi環境:予想外の安定感

最大の懸念だったネット環境ですが、コワーキングスペースはもちろん、カフェでも20Mbps以上の速度が安定して出ていたのは驚き。

ただし、宿泊先は場所によって差があるので、ホテルサイトのレビューで「Wi-Fi」を検索して事前確認することをお勧めします。

日本から契約してきたeSIMは、空港到着時と外出時にGoogleマップをつけっぱなしにして周遊していた時に、ありがたみを感じたくらいかな。

言語の壁:意外と何とかなる

英語での日常会話には困らないので、不便は感じなかったです。

チェンマイは観光地なので、ローカルの店でもタイ語とかんたんな英語表記があるお店が多いし、数字は英語で話してくれたり。
もしくは、計算機で数字を打って、出してくれたりもしました。

あとGoogleレンズの翻訳機能は意外と便利でした。

予期せぬトラブル:柔軟な対応力の重要性

帰国日、突然クライアントから緊急の対応依頼が。

10時にはチェックアウトだったので、Wifiがあって落ち着いて仕事できるところを必死に探していたら、オーナーがゲストルームを解放してくれることに。

こんな日に限って、クライアントとテキストのやりとり、オンライン会議が続いた日だったので、18時まで無料で居させてくれて、本当に助かりました。
(さすがにチップボックスに200バーツ入れておきましたけど。)

空港近くのショッピングモールにあるフードチェーン店を転々としようと思ってたくらい、宿泊先と空港の間には何もなかったんですよね。

何事も「まずは相談してみる」という姿勢が大切だと実感した出来事です。

4. 心の変化・気づき

いつもの場所を離れてみて、初めて気づくことがあります。
視点が変わると、普段見えないことや感じないことが見えてくることも。

ここからは、チェンマイに行って感じた変化を3つお伝えします。

場所を変えることで生まれる変化

不思議なことに、見慣れない景色に囲まれると、思考のパターンまで変わるように感じました。

チェンマイの時の流れは、日本よりゆっくりでカフェで仕事をしていると、落ち着いて仕事ができたんですよね。
環境が変わり、いつものパターンから解放されたことで、いい感じの仕事スイッチが入ったのかも。

「できない理由」から「できる方法」へ

日本にいると「海外生活は英語力が必要」「安定した収入がないと無理」など、できない理由を探してしまいがち。

でもチェンマイで出会った人たちは、みな「とりあえずやってみた」精神の持ち主でした。

完璧な準備ができてから行動するのではなく、行動しながら調整していく姿勢
これは私のフリーランス生活全般にも活かせる考え方だと気づきました。

コミュニティの力

オンラインで知り合っただけのメンバーと実際に会うことで、想像以上の絆が生まれました。

同じ悩みや目標を持つ仲間や、一歩先の働き方をしている仲間との時間で、さらにチャレンジしたい木曜ができたのは大きな収穫。

チェンマイでメンバーが集合する、ということがなければ、海外ノマドになることを目指しても「タイに行って1週間仕事する」なんて考え付かなかったけど、会う仲間がいたから実現できました。

5. 読者へのアクションステップ

いきなり長期間は不安という方には、私同様の1週間トライアルがおすすめ。

会社員の方なら有給休暇を使って、フリーランスの方なら比較的仕事が落ち着く時期を選んで。チェンマイは物価も安く(日本の約半分程度)、初心者に優しい環境です。

予算感:現実的な数字で

私の1週間の支出は以下の通りでした:

  • 航空券:往復約8万円(LCCを利用)
  • 宿泊費:7泊で約3万5千円(Booking .comでアパートメント1室を予約)
  • 食費:1日1500円×7日=約1万円
  • 交通費・観光などの雑費:約2.5万円 合計:約15万円

一人の時間を確保するために、ドミトリーに宿泊するよりは高い場所を選択しています。
宿泊費を抑えれば、もっと安く滞在できるはず。

おすすめスポット3選

  1. Nimman地区:おしゃれなカフェとコワーキングスペースが集中
  2. Alt Chiang mai:設備充実のコワーキングスペース
  3. サタデー&サンデーマーケット:地元のクリエイティブな雰囲気に触れられる

準備しておくと便利なこと

  • eSIM(あると安心)
  • モバイルバッテリー(停電対策)
  • キャッシュとクレジットカード複数(QRコード決済も普及中)
  • 常備薬(胃腸薬・頭痛薬・絆創膏)
  • GrabやUberなどの移動手段アプリの登録を日本で済ませておく

6. 結び:私の次のステップ

この1週間のチェンマイ体験は、私の中の「できない理由リスト」を、「できる方法リスト」に書き換えてくれました。

仲間の力を借りたら、意外とすんなり「海外ノマド」デビューも叶ってしまった。

この6月には、世界からノマドワーカーが集まるノマドフェスに参加を計画中。
ブルガリアのバンスコという場所なので、日本との時差は7時間。

しかし今のままではフェスに参加しても、ずっと部屋で仕事をする羽目になりそうなので、働き方も変えていかないといけません。

少しずつでも、自分の理想のワークスタイルに近づいていきたいと思います。

皆さんも「いつか」を「今から」に変えてみませんか?
まずは小さな一歩を踏み出すことで見える景色があります。それが私がチェンマイで学んだ最大の教訓です。